コロナ5類移行決定は不安です

厚労省は27日 新型コロナウイルスの感染法上の位置づけを、5月8日に季節性インフルエンザと同じ「5類」へ移行すると正式に決定しました。

 

移行後は、感染者や濃厚接触者の外出自粛要請はなくなり、個人の判断にゆだねられます。厚労省は発症翌日から5日間の外出自粛を推奨しています。

 

現在、無料となっている検査や外来・入院時の費用は患者負担となり、コロナ患者に対応する医療機関への財政支援は大半を縮小するとしています。これでは、患者の受診控えや治療の中断を招くとともに、医療機関はコロナ対応がより困難になる事態が危惧されます。

 

千葉県1113床のコロナ病床を、中等症や重症の患者向けに重点化させ、9月末までに363床まで減らしていく方針を明らかにしました。軽症者については各医療機関の一般的な病床で対応するとしていますが、国からの財政支援がなければ、各病院での対応ができるのか疑問です。