上水道事業の見直しを

6月議会の一般質問で、上水道事業の見直を求めました。

八街市も加わる印旛広域の水道事業は、霞ヶ浦導水からの水の供給を受け

るために、この事業に出資しています。R6年度、八街市は750万円の建設

事業負担金のほかに、石岡トンネル工事費として1720万円もの負担をして

います。

 

5月14日、総務常任委員会・議会運営委員会で霞ヶ浦導水事業の視察行いました。R8年度完成を目指しているとの説明を受けましたが、進捗状況は3割程度。工事が難航していることがうかがえます。

 

 霞ヶ浦導水事業は那珂川と利根川の水を行き来させ、水不足を補い、合わ

せて霞ヶ浦の浄化を図るという事業で、利根川に放水する機場は印旛広域水道の取水口よりはるか下流にあり、これで水の供給が成り立つのかと疑問を感じました。

 

霞ヶ浦導水事業完成後の八街市の受水量は、2.3倍、受水費は5億3000万円、現在の1.7倍が予定されていますが今後、人口減・水余りは明らかです。

 

八街市の現在の水道料金は、印旛広域の自治体の中で一番高く、県平均の4020円よりさらに高い4330円となっています。全国平均では、3582円。今後、料金の引き上げに直結する霞ヶ浦導水事業からの撤退とともに、低廉な価格で水を供給するために、従来の井戸の活用を検討することを求めました。

市長は県にたいし条例の見直し、井戸の利用を求めると答弁しました。